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2024-05-22
デンマークCIPの洋上風力発電所「彰芳」と「西島」が完成
【 2024-05-24 】 デンマークのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)は22日、台湾中部・彰化県沖で建設を進めていた洋上風力発電所の「彰芳」と「西島」の完成を祝う記念式典を行った。式典に出席した蕭美琴副総統は、「台湾のエネルギー転換にとって重要な意義を持つ。政府は今後、多様なグリーン・エネルギー転換を進め、台湾の産業により競
2024-04-26
彰化県沖の洋上風力発電所が完工、設備容量はアジア最大規模
デンマークの洋上風力大手オーステッド(華語表記は沃旭能源)は25日、彰化県の沖合で建設していた洋上風力発電所「大彰化東南」及び「大彰化西南」の完工と系統接続の完了を宣言した。台中港で行われた完工式には蔡英文総統のほか、総統府資政の沈栄津氏、経済部の王美花部長(=経済相)、オーステッドのマッズ・ニッパー最高経営責任者(CEO)、オーステッド台湾法人(沃旭台湾)
2023-11-22
ネットゼロ趨勢下における洋上風力発電船舶の発展動向
はじめに 世界規模で2050年ネットゼロ目標を積極的に推進するなか、さらに進んでエネルギー、生活、産業、そして社会のグリーン・トランスフォーメーションを進めるため、世界各国や産業のリーディングカンパニーは次々とネットゼロへの道筋と戦略を発表しています。国際海事機関(International Marine Organization:IMO)も今年(2023年
2022-07-08
台湾、EU・日韓と洋上風力発電関連フォーラム開催
経済部能源局(日本の経済産業省資源エネルギー庁に相当)は6日、欧州委員会エネルギー総局、欧州連合(EU)が台湾に設置する代表事務所、欧州経貿弁事処、駐日EU代表部、駐韓国EU代表部と共同で、「EU-台湾-日本-韓国洋上風力発電フォーラム」を開催した。同フォーラムでは、経済部の王美花部長(経産相)、欧州委員會国際パートナーシップ総局のErlendas Grig
2022-01-18
台英エネルギーイノベーションワークショップ、初日は浮体式洋上風力発電が焦点に
経済部能源局(日本の資源エネルギー庁に相当)とイギリス在台弁事処(British Office Taipei)が17日から3日間の日程で「台英能源創新工作坊(Taiwan-UK Energy Innovation Workshops)」(台英エネルギーイノベーションワークショップ)を開催している。初日は浮体式洋上風力発電の発展トレンドを中心に意見が交わされた
長所
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優れた立地条件
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産学研連携の豐富な9,000件の研究開発実績
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半導体及び光電テクノロジー産業チェーンの基盤
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固定価格買取制度による優遇
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最も優れたクリーンエネルギー実証地区
政策の焦点
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グリーンエネルギーテクノロジー産業イノベーション推進プロジェクト
「グリーンエネルギー使用の推進」、「産業の発展」、「技術革新」という3つの目標の下、「創エネ、蓄エネ、省エネ、システム・インテグレーション」の4つの柱を緊密に連携していきます。それにより、2025年までに再生エネルギーの発電設備容量を29,424MWまで引き上げ、グリーンエネルギーに関する技術や産業の発展、雇用の創造を促進し、安全で安定し、効率のよい、クリーン・エネルギーの需給体制を構築することを目指します。
洋上風力発電に関しては、台湾は2021年に洋上風力発電所の建設を拡大し続けます。台湾電力の洋上風力発電所のウィンドファームでは2021年8月27日にすべてのユニットの設置を完了しました。経済部は同年7月23日に用地計画申請の要点、8月19日に容量配分の要点を公表し、ブロック開発政策の推進を正式に開始しました。台湾は洋上風力発電のブロックを開発し続け、2026年から2035年まで毎年1.5GW、合計15GWの発電量が放出されると推定されます。 -
沙崙スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティ(SGESC)
台南の「沙崙スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティ(SGESC)」は2020年末に落成し、企業誘致活動を開始しました。スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティは、中央研究院南部院区、聯合研究センター、グリーンエネルギー・テクノロジー・モデルエリア、研究開発専門エリア、コンベンションセンター等を含め、イノベーショングリーンエネルギー産業エコシステムを構築することを目標としています。
「グリーンエネルギー・テクノロジー・モデルエリア」は、グリーンエネルギー技術の開発及びアプリケーションデモ環境を創造し、グリーンエネルギー研究開発技術及び産業の実証実験、認証、マッチングの場を提供し、グリーンエネルギー産業のサプライチェーンの効果を増大します。
税制措置
- 営利事業所得税税率は20%となります。
- 研究開発費の15%を上限として、当年度の法人税から控除でき、または支出額の10%を上限として、3年に分けて法人税から控除できます。
- 海外から新たな生産技術や製品を導入する際、外国企業が所有する特許権、実用新案権、意匠権、商標権、その他特に許された権利を使用し、かつ外国企業に支払われるロイヤルティは、経済部産業発展署によって承認された場合、所得税が免除されます。
- 台湾で製造されていない機器や設備を輸入する場合、輸入関税が免除されます。
- スマート機器/5G関連項目への投資:合計100万台湾元以上10億台湾元以下の支出は、当年度の法人税計算から控除できます。控除額は「当年度支出金額の5%」または「3年の合計支出金額の3%」のいずれかが選択できます。ただし、当年度法人税額の30%を上限とします。適用期間は2024年12月31日まで延長する予定です。
- 会社の従業員が総額500万台湾元以内の株式報酬を取得し、株式を保有しながら会社で2年勤続した場合、譲渡する際は取得時の時価または譲渡時の時価のうち、いずれか低い方の価格で課税されることができます。
- 条件を満たした外国籍特定専門人材は、給与所得のうち300万台湾元を超過した部分の半額を、所得税計算時に総所得から差し引くことができます。
- 輸出加工区、サイエンスパーク、自由貿易港区等に入居した企業が、自社で使用する機器・設備・原料・燃料・資材・半製品を輸入した場合、輸入税、物品税、営業税が免除されます。
- 未処分利益で実質投資を行った場合、控除項目として法人税が免除されます。
研究開発補助金
成功事例
太陽光発電所の建設及び関連サービスでの協力
- タイの両儀グループと台湾の元晶太陽能(TSEC)の両社は、合弁で厚聚能源科技(Hou Ju Energy Technology)を設立し、太陽光発電所の建設と維持管理のサービスを提供しています。シンガポールのヴィーナ・エナジー(Vena Energy)も嘉義市布袋鎮に「台湾艾貴義竹発電所」を建設し、すでに営業運転を開始しています。
- 石炭火力発電を手がける日本の丸紅は、台湾の太陽光発電のビジネスチャンスをつかむべく、2020年2月、約27億台湾元を投じて台湾辰亜能源(Chenya Energy)の全株式及び同社が有する270MWのグリーン電力設備を取得しました。
ウインドファーム事業における国際協力
- ドイツのWPD社が手がける設備容量640 MWの雲林允能洋上風力発電所はすでに940億台湾元にのぼる事業資金の調達を完了し、洋上ウインドファームとしてはアジア太平洋地域で最大の投資規模となっています。同発電所は2022年に営業運転を開始する予定です。
- カナダのノースランド・パワーは、2021年5月、シーメンス・ガメサとの提携により、総設備容量を1,044 MW(=1.04 GW)まで拡大しました。この提携が目指すのは、台湾現地のサプライチェーンと連携し、台湾をアジア太平洋地域における洋上風力発電の輸出の中心地に育てることです。現在、海龍洋上風力発電所の投資金額はすでに450~750億台湾元に達し、5,200人以上の雇用を生んでいます。
- オーストラリアのマッコーリー・グループ(Macquarie)とデンマークのオーステッド(Ørsted)は、台湾の上緯新能源(Swancor Renewable Energy)と共同で、苗栗海洋ウィンドファーム(Formosa I)を開発しました。上緯新能源が風力発電所の開発と維持管理を担当しています。このほか、上緯新能源は、マッコーリーと共同で苗栗後龍地区の海能ウィンドファーム(Formosa II)の開発を、また、マッコーリー及びドイツEnBWとの共同で海鼎ウィンドファーム(Formosa III)の開発を行っています。
- 洋上風力発電の建設と経営における台中港の役割を重視したオーステッド(Ørsted)社は、2020年2月に台中港及び後線の土地を20年間借用する契約を台中港務公司と結びました。同社は現在「大彰化洋上ウインドファーム」と「アジア太平洋地域フラグシップ・メンテナンスセンター」の建設を進めており、2022年に運転を開始する予定です。
出典:投資台湾事務所
下載檔案
台湾の重点発展産業-グリーンエネルギー產業(11.5 MB)