2022-01-18
経済部能源局(日本の資源エネルギー庁に相当)とイギリス在台弁事処(British Office Taipei)が17日から3日間の日程で「台英能源創新工作坊(Taiwan-UK Energy Innovation Workshops)」(台英エネルギーイノベーションワークショップ)を開催している。初日は浮体式洋上風力発電の発展トレンドを中心に意見が交わされた。
経済部能源局が夜に発表したプレスリリースによると、同ワークショップでは能源局の游振偉局長とイギリス在台弁事処のJohn Dennis代表が出席して開幕のあいさつ、政府関係者、法人や企業の代表、専門家らが集まって関連技術の発展情勢ならびにカギとなる問題について交流を行った。
能源局は、気候変動に対応するため2050年にカーボンニュートラルを実現することは全世界のコンセンサスになっており、台湾もこれに積極的に応じ、CO2を排出しないエネルギーの開発と経済の発展を図ると説明。そのために洋上風力発電の「第三段階」の推進、水素エネルギー推進グループの設立などで世界と共にカーボンニュートラルへの変革に取り組んでいく。洋上風力発電発展の「第三段階」とは、産業のサプライチェーン構築やアジア太平洋市場への進出を目指す「ブロック開発」のこと。
ワークショップの初日は実体のある会議とリモートのハイブリッド形式で行われ、浮体式洋上風力発電の発展トレンド、浮体式構造物や水中での工事などが中心に話し合われた。国立台湾大学の江茂雄教授、財団法人工業技術研究院(ITRI)、台湾国際造船股份有限公司、台湾世曦工程顧問股份有限公司(CECI)、中興工程顧問股份有限公司(SINOTECH ENGINEERING CONSULTANTS)、ならびに複数のイギリス企業が参加した。
ワークショップの第2セッション(水素エネルギー)、第3セッション(CO2の回収、貯留、再利用)はそれぞれ18日と19日にオンラインで実施される。
Sources:Taiwan Today;2022年01月18日
資料來源: 経済部能源局