2024-04-26
デンマークの洋上風力大手オーステッド(華語表記は沃旭能源)は25日、彰化県の沖合で建設していた洋上風力発電所「大彰化東南」及び「大彰化西南」の完工と系統接続の完了を宣言した。台中港で行われた完工式には蔡英文総統のほか、総統府資政の沈栄津氏、経済部の王美花部長(=経済相)、オーステッドのマッズ・ニッパー最高経営責任者(CEO)、オーステッド台湾法人(沃旭台湾)の汪欣潔董事長らが出席した。蔡総統は祝辞で、この洋上風力発電所の設備容量が現在アジア最大級であることを踏まえ、この過程でオーステッドが台湾への投資を繰り返したことにより、2022年には台湾にとって同社が対台湾投資で最大の外資系企業に、デンマークが対台湾投資で最大の国になったことを指摘し、オーステッドによる資金と技術の導入に感謝した。蔡総統はまた、「2016年以降、設置が完成した洋上風力発電設備は296基、設備容量は2.37GWに達する。洋上風力発電設備は年内に300基に達する見込みで、台湾は風力発電でアジア太平洋だけでなく、全世界をリードすることになる。これによって生まれるグリーンな電力は、台湾の産業や社会のために使われ、これからやって来る『ネット・ゼロ』時代の競争の基盤を築くことになるだろう」と語った。(総統府)
資料來源: 総統府