Page 6 - Semiconductors
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産業発展の概況
一 生産高規模
半導体産業は台湾経済成長を支える重要な産業であり、「生産高」、
「輸出額シェア」あいは「投資金額」を問わず、いずれもトップを誇る台
湾を代表する産業です。2019 年の台湾の半導体産業チェーン総生産額は
2.67 兆台湾元(863 億米ドル)で、アメリカに次ぎ、世界ランキング第 2
位でした。
台湾の半導体産業は垂直分業と産業クラスタの特色があり、世界に
抜きんでた生産モデルによって台湾は生産面において高い柔軟性、ハイス
ピード、カスタマイズサービス、低コスト等の優位性を備えるに至ってい
ます。生産額の内訳は、IC 設計産業が 26%、ファウンドリが 49%、後工
程が 19%、メモリ産業が 6% でした。次に、世界シェアにおいては、ファ
ウンドリ分野が最も突出しており、世界シェアの 7 割を達成しています。
中でも代表的なメーカーは TSMC で、2019 年には世界シェア 50% を超
え、世界をリードするファウンドリ企業となっています。その他の代表的
な企業には、IC 設計分野の MediaTek 社、IC 後工程分野の ASE 社、記憶
媒体分野の南亜科社等があります。
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