Page 10 - Semiconductors
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ビジネスチャンスの創出
グローバルな半導体産業
一
のコアクラスタに進出
台湾は万全な半導体産業チェーン、生産集落、開発能力を有し、
海外企業が台湾に開発センターや製品製造基地を設置する機能も高めら
れます。また、政府が半導体産業を重要産業発展の礎としているため、
台湾における半導体産業発展の需要を全力で支援し、関連の優遇措置も
提供します。
人材面において、台湾では毎年 10,000 名以上の情報関連学部卒業
生が業界に就職しており、OECD の統計によると、台湾の学生は科学教
育ランキングにおいて世界第 4 位を獲得しています。2017 年、台湾は
「台湾人工知能学校」を設立して AI 産業人材を育成し、「人材が見つか
らない」ことがもはや AI 技術発展の妨げの原因とならないようにしま
した。台湾はエッジコンピューティング及び AI チップにおいて優位性
を持ち、実力のあるソフト・ハードウエア業者と共に、万全なサプライ
チェーンを形成しています。
2019 年 7 月、「 台 湾 人 工 知 能 チ ッ プ 連 盟 」(AI on Chip Taiwan
Alliance, AITA)が設立され、当連盟は国内外の半導体及び ICT 業者、国
内大学及び工業技術研究院等の国家級研究開発機関を集結しました。
4 大キーテクノロジー委員会の「AI システム応用」、「異種統合 AI チッ
プ」、「新興演算構造 AI チップ」、「AI システムソフトウェア」も含め、
連盟を通して台湾既有の強みを更に強化し、従来の「水平分業」から
「垂直統合」へシフトチェンジし、企業の AI チップ開発費用の 10 倍削
減と AI チップ開発期間の 6 ヶ月短縮に協力します。
外資系企業は台湾企業との技術提携により、半導体産業技術の発
展と応用を加速し、共に台湾半導体産業の未来を築いていくことを願っ
ています。
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