Page 8 - GreenEnergy
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二 産業クラスタ
台湾は、他の国よりもグリーンエネルギー産業の発展に多くの利点
を持っています。
情報通信産業の厚い基盤、半導体産業におけるサプライ・チェーン
の充実、金属・電気機械製品・複合材料・電子制御等の産業は、グリーン
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エネルギー産業をしっかりと支えることができます。 台湾における太陽
光発電、LED 照明、風力発電等のグリーンエネルギー産業の規模は比較的
大きく、すでに産業クラスタを形成しています。
太陽光発電産業は川上のシリコン材料、川中の太陽電池・太陽電池
モジュール、川下の太陽光発電システムに分けることができます。台湾で
は、川中の太陽電池・太陽電池モジュールの発展に力を入れています。代
表的な企業には茂迪、大同、国碩、統懋、碩禾、聯合再生能源等がありま
す。LED 関連はサプライチェーンが充実しており、サファイアウエハやチ
ップ等の川上産業では大同、新世紀、安可、中美晶、鋭捷等の企業が生産
に携わっています。製造及び検査といった川中企業には、致茂、鼎元、三
聯、ٞ、聚鼎、隆達、光鋐、晶電、華上等が、川下の LED パッケージ、
モジュール、照明器具等の代表的な企業には、玉晶光、佰鴻、百容、億
光、ADATA、デルタ電子、研晶、上揚等があります。
風力発電関連では、我が国の洋上風力発電関連産業はスタートこ
そ遅れたものの、2018 年に「洋上風力発電計画予定地容量分配作業の骨
子」及び「洋上風力発電産業政策」が発表されて以降、ますます多くの企
1 https://www.mol.gov.tw/media/1702/at03.pdf
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