2024-09-20
経済部、環境部、農業部、内政部、行政院公共工程委員会の5省庁による計画の下、今年の「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」活動がスタートした。写真は記者会見の模様。(経済部サイトより)
「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」活動は今年で6年目。経済部(日本の経済産業省に相当)、環境部(同環境省に相当)、農業部(同農林水産省に相当)、内政部、行政院公共工程委員会の5省庁による計画の下、「デジタル」と「グリーン」を2本の柱にした変革戦略に官民挙げて取り組み、廃棄物ゼロとカーボンニュートラルの実現を目指している。
5省庁は19日、合同記者会見を開き、今年の「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」のスタートを宣言した。今年は9月から11月までで、各省庁がリレー方式で展覧会やワークショップ、フォーラム、博覧会、サミットなど一連のイベントを実施、産官学の専門家や学者、業界のリーダーたちが集まり、サーキュラーエコノミーによるカーボンニュートラルについて議論する。
環境部は9月25日から28日まで台北駅1階ホールで、サーキュラーエコノミーの様々な新しい実践とその設計に関する展示を行う。生活に即した展示方法で、参観者が資源リサイクルの理念を理解し、生活に取り入れられるようにする。また9月26日には業界の代表を招いてサーキュラーエコノミーの設計から実践までを探る「実例普及会」を開き、「強靭な台湾」の目標実現を加速する。
続いて10月17日には内政部が「建設資源の循環利用及び産業連結ワークショップ」を実施。また、17日から19日までは経済部、環境部、農業部が国内外の400を超える企業と学術研究機構を招き、台北世界貿易センター展示ホール1で、「台北創新技術博覧会」を開催。産官学研各界が集まり、革新的な技術による低炭素とカーボンニュートラルの推進に関する産業と研究開発の趨勢を共同で探る。
さらに環境部は10月23日、資源の循環利用で優秀な成績を挙げた企業の表彰式と企業代表らによるサミットを開催。そして「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」の最後の活動として、高雄展示ホールで「2024年TASS亜洲永続供応+循環経済会展」を開催。この展覧会では経済部と工業技術研究院が共同で「台湾サーキュラーエコノミー聯盟フォーラム」も実施する。台湾でサーキュラーエコノミーを実践する業者を招き、核心となる技術をグリーンビジネスへと転換した経験を紹介してもらうという。
資料來源: 経済部