2023-02-09
行政院(内閣)の鄧振中政務委員(=無任所大臣)とカナダのメアリー・イン(Mary Ng)国際貿易大臣がオンライン形式で会談し、両国の経済貿易関係、ならびに多国間及び地域の経済貿易問題などについて意見を交わした。そして双方は両国の「投資促進保護協定」に向けた正式な交渉を始めることで合意した。外交部(日本の外務省に相当)は7日、これを歓迎するコメントを発表した。以下、コメントの内容要約。
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行政院の鄧振中政務委員とカナダのメアリー・イン国際貿易大臣が7日夜(台湾時間)、オンライン形式で会談、双方はいずれも昨年スタートした台湾とカナダの「投資促進保護協定(Foreign Investment Promotion and Protection Arrangement , FIPA)」に向けた予備的協議(exploratory discussions)の成果を評価し、同協定への正式な交渉に入ることを宣言した。外交部(日本の外務省に相当)はこれを心から歓迎する。
カナダは昨年11月に発表した「インド太平洋戦略」の中で、台湾との多面的な交流を推進し、経済貿易面での結びつきを強めると宣言した。台湾とカナダの「投資促進保護協定」の進展は双方のインド太平洋地域におけるパートナー関係の深化につながるものである。外交部は今後も行政院経済貿易交渉オフィスに積極的に協力すると共に関係省庁と共に努力し、「投資促進保護協定」に向けた交渉を1日も早く終え、台湾とカナダの双方向の投資と貿易を促進してポストコロナ時代におけるより強靭なサプライチェーンを確立し、ルールに基づく世界の経済貿易秩序を共に支えていく。同時にインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を促していく。
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なお、行政院経済貿易交渉オフィスによれば、カナダと正式な交渉に入ることは国際貿易の世界における台湾の地位とイメージにとって大きなプラスとなる。現時点で計画されている協定の内容は投資促進、投資保護、自由化などに関する条文のほか、中小企業や先住民族、女性などの団体を助ける包摂性や企業の社会的責任などにも重点を置くことになっているという。
Sources:Taiwan Today;2023年02月09日
資料來源: 外交部