2017-08-09
経済部の王美花次長が率いる「2017経済部米州企業誘致訪問団」から良い知らせが聞こえてきた。王次長のリードの下、台湾の金属重要メーカー栄剛グループとグローバルな真空熱処理のプロ、米国企業Thermal Technology社が今(8)月8日にカリフォルニア州サンタローザ(Santa Rosa, CA)で了解覚書(Memorandum of Understanding, MOU)を締結した。双方は3Dプリント用金属粉末の製造設備と材料について、共同投資と戦略的パートナー関係を構築していく。
覚書の締結式は現地時間8日午後Thermal Technology社本部があるサンタローザ市で開催された。栄剛グループの陳興時董事長とThermal Technology社のDavid Hassinger CEOが署名し、王次長と米国カリフォルニア州ソノマ(Sonoma)郡経済発展局長Pam Chanter氏がこの台米産業連携を通じた相互利益創造の第一歩を見届けた。
王次長はあいさつの中で、Thermal Technology社との連携の最終目標は、台湾がアジア太平洋地域における積層製造金属粉末の主要サプライヤーとなり、台湾の積層製造産業エネルギーを高め、完全な川上・川下の産業チェーンを形成するとともに、関連の設備、プロセス、材料、システム全体の進歩を促し、産業チェーンの隙間を埋めていくことであると語った。
王次長はさらに、金属3Dプリントの応用範囲は台湾政府が現在推進しているスマートマシン、航空宇宙、風力発電設備、医療器材、電気自動車、半導体設備と緊密に関わっており、金属粉末の発展を通じて産業のアップグレードと高付加価値化を後押しできると付け加えた。
栄剛グループの陳興時総裁は、Thermal Technology社の技術とリソースのサポートを得て、新興材料の応用開発と材料特性データベースの構築、品質標準及び検査規格の確立を進め、台湾の3Dプリント技術におけるソフトパワーを迅速に高めたいと述べた。
Thermal Technology社CEO、David Hassinger氏は、Thermal Technology社が積極的に台湾の戦略的パートナーと合資対象を探しており、台米双方が金属粉末の品質工場と価格抑制に取り組み、産業の応用側の品質に対する疑念を減少し、技術的応用面を拡大することを通じて、グローバル市場を共同で開拓し、相互に利益をもたらしたいと語った。
栄剛は台湾唯一の特殊合金を専門とするメーカーで、真空熔錬、精錬、圧延、熱処理から精整等までの完全な生産設備と技術を擁しており、主要製品には超合金、チタン合金、高速度鋼等の高付加価値の特殊合金が含まれ、世界50余の国に販売しており、第十九回国際品質賞も受賞している。米国企業Thermal Technology社は、真空熱処理を得意としており、主要製品には、熱溶炉、3Dプリント金属粉末設備が含まれ、ニッケルや超合金、コバルト、チタン合金などの特殊金属粉末を生産している。
市場調査業者IDC社の予測によると、2020年世界の3Dプリント市場規模は、2016年の159億米ドルから倍増して354億米ドルに達し、年複合成長率は24.1%に達すると見込まれている。プリント材料で区分すると、金属プリントの見通しは明るく、自動車や国防、航空宇宙、金型、医療器材等の産業で幅広く応用されている。Research and Markets社の昨年の研究では、世界の3Dプリントに必要な金属粉末市場規模は2020年に40.6億米ドルに達するとされている。
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資料來源: 経済部投資業務処
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