2017-07-14
エコシステム構築、スタートアップに新たなチャンス
スタートアップ企業を高雄に呼び込み、イノベーション起業によって高雄の多元的な産業発展の動力を生み出すため、経済部と高雄市政府は本日、高雄エキシビジョンセンターにて「2017年イノベーション起業フォーラム」を開催した。「イノベーション起業・無限のビジネスチャンス」と題し、高雄におけるイノベーション起業の投資ビジネスチャンス発掘に焦点を当て、投資家とスタートアップ企業を繋ぐプラットフォームを築き、資金提供者が投資先を、スタートアップ企業側が資金調達スポンサーを探すサポートを行った。
スタートアップ企業の資金調達スポンサー探しをサポートするため、経済部投資業務処と高雄市政府経済発展局は特別に高雄で投資先となるスタートアップ企業を探している投資会社をあらかじめ選出し、経済部投資業務処の立ち会いの下、高雄市政府経済発展局と著名なスタートアップ企業投資会社6社が投資意向書に調印した。今後スタートアップ企業投資会社、高雄市政府経済発展局と経済部投資業務処が連携してイノベーション起業推進プラットフォームを築き、高雄のスタートアップ企業のスピーディーな成長をサポートする。
スタートアップ企業への事業投資は現在すでに各国企業の事業開拓における重要な戦略の一つとなっており、スタートアップ企業が新たなビジネスモデルや事業におけるクリエイティブな方向性を提供し、企業と共に研究開発(R&D)を行い相互補完関係を築くことによって、メーカーは永続的な競争力を保つことができる。また、台湾へ戻ってスタートアップ投資を行い、事業の新たなスタートとしたい、あるいはスタートアップ投資によって台湾における新たなサプライチェーンを構築したいと考える台湾企業は次第に増加する傾向にあり、そのため経済部投資業務処はすでに台湾企業Uターンスタートアップ投資推進を事業の重要項目の一つに位置づけ、今後台湾企業の投資需要の調査分析や投資マッチングにより台湾企業の投資を呼び込むなどの推進措置を通じて、スタートアップ起業への投資による台湾企業の競争力強化を体系的にサポートしていく考えである。スタートアップ企業に対する事業投資を推進することにより、台湾のイノベーション起業環境にさらなるビジネスパワーが吹き込まれ、スタートアップ企業がより速やかにビジネスモデルを確立しスピーディーに成功への道を邁進できるようになる。
この度のフォーラムでは、まず初めに投資業務処処長王剣平氏による挨拶が述べられ、王処長はその中で、「台湾へ戻ってスタートアップ投資を行いたいと考える台湾企業がますます増加する中、経済部投資業務処はすでにスタートアップ企業を台湾企業Uターン投資の重要投資先として組み込んでおり、より多くのスタートアップ企業が経済部台湾企業Uターン投資推進事業に加わり、よりスピーディーにオーダーと商品化を実現し、スタートアップ成功の道を切り開いて行ってほしいと願っている」と語った。続いて挨拶をした高雄市経済発展局局長曽文生氏は、高雄での投資チャンスを求めて集まった参加者らに感謝を述べた後、高雄はすでに高雄スタートアップエコシステムの構築が整っているが、今後はそれに加えすでに調印を交わしているスタートアップ企業投資会社と連携して高雄におけるスタートアップ企業を体系的にサポートし、より多くのスタートアップ企業を高雄に呼び込んで、「スタートアップシティ高雄」の実現に向けて邁進していくと語った。
同フォーラムには特別テーマの講演講師としてグローバルテクノロジーサービスの大手IBM台湾の副総経理高孟華氏が招かれ、高副総経理は「IBMは近年イノベーションによる企業成長力の強化を積極的に推進しており、スタートアップ投資とスタートアップサポートも当社の業務開拓における重要戦略として位置づけられている」と述べた。続いて「高雄―イノベーション起業企業から最も選ばれる地」と題したフォーラムが開催され、KPMGイノベーション&スタートアップサービスチームの公認会計士郭冠纓氏司会の下、高雄市経済発展局の鄭介松副局長、Cheruvic Ventures(心元資本)の呉景陽投資総監、CloudMile(萬里雲科技)の高斌桓運営長らによってイノベーション起業のトレンドおよび高雄の政策の方向性から見た最適な提携モデルについて討論がなされ、共通認識を持つことによって高雄のエコシステムのパワーをいっそう強化した。フォーラムに続いて行われたスタートアップビジネスチャンスのデモ展示では、計17社のスタートアップチームがスタートアップのパワーを披露し、台湾で最も投資潜在力を有するバイオメディカル、スマートIoT、サービスイノベーションおよびカルチャー&クリエイティブの4大領域に参加者たちの注目が集まった。
今回のフォーラムには計300名以上の参加者が集まり、その内スタートアップチームが80団体以上、メーカー代表者が150名以上、スタートアップ投資会社および投資銀行の代表者が30名以上であった。経済部投資処と高雄市経済発展局は今後も参加者たちへの投資サービスを継続し、投資案件の成立を促進する考えである。
投資業務処広報担当者:処長 王剣平
オフィス電話:02-2389-2111内線:811
携帯電話:0905-083-790
電子メール:jpwang@moea.gov.tw
業務担当者:科長 翁明徳
電話:02-2389-2111内線:210
携帯電話:0921947522
電子メール:mtweng@moea.gov.tw
資料來源: 経済部
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