2017-07-14
経済部投資業務処は本日(14日)、高雄エキシビジョンセンターで第2回「台湾-ASEAN投資戦略パートナーシップフォーラム」を開催し、フィリピン貿易工業省次長、タイ投資委員会副秘書長、インドネシア投資委員会副主席の他、マレーシア投資開発庁・シンガポール・ベトナム・ラオスなど、数多くの国の経済貿易担当官および企業の代表者らを招き、台湾企業とASEAN諸国の投資誘致機関幹部が互いに顔を合わせて直接交流するプラットフォームを提供した。また、会議の中では高雄市政府とアジア台湾商会連合総会青商会との相互協力の覚書も締結され、ASEANと台湾青年企業リーダー間における交流メカニズムが構築された。会議には約600名あまりの人々が参加し、会場は熱気に溢れた。
経済投資業務処の説明によると、昨年台北で開催された第1回フォーラムが企業の間で非常に高い評価と好評を得たため、今年は特別に会場を高雄に移し、高雄市政府および世界台湾商会連合総会と連携して規模を拡大し開催したとのこと。共に台湾―ASEAN投資パートナーシップの発展の方向性とチャンスを深く探りながら、このプラットフォームを通じて国内のスタートアップ企業や南台湾の企業と海外の台商会との間に提携関係を築き、より活発な交流と意見交換および協力を通して共に新たなビジネスチャンスを発掘していくことを目指すという。
経済部の沈次長は開幕式の挨拶で次のように語った。「ASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community, AEC)が2015年12月に発足し、ASEAN国家の経済システムおよび発展は1つの新しい時代へと突入した。人口・GDP・貿易量・消費力・産業チェーンなど、どの角度から見ても、全てが世界経済の成長を牽引する重要な駆動力となる。こうした趨勢を受けて、各国は皆、ASEANの経済成長列車にいかにして乗り込むかを非常に重視するようになっている。」
沈次長はまた、「我が国は昨年から「新南向政策」をスタートさせ、台湾の優位性と互恵の精神をもってASEAN国家との連結の深化を推し進めている」と述べた。経済部は過去1年間、ASEANにおける企業の新たな提携モデルや参入のチャンスを貿易・投資・産業・人材などといった様々な面から積極的に探って来た。そのうち投資提携に関してはベトナム・インドネシア・タイ・フィリピン・ミャンマー・インドに台湾投資窓口を開設して台湾企業専門コンサルティングを提供している。産業提携の面においては産業提携サミットの開催を通してASEAN国家と共に双方の産業が対話を交わすためのプラットフォームを創出し、川上から川下までのサプライチェーンを統合して、相互補完するウィンウィンのパートナーシップを創り上げた。貿易の面では、ASEANの重要な展示会における台湾パビリオンの設置を強化し国のブランドイメージを向上させるとともに、台湾ハラル認証推進センターを設立してASEANに広がる膨大なイスラムビジネスチャンスの獲得に挑んでいる。
高雄市の陳市長は挨拶で次のように述べた。「高雄市は永続可能な環境に配慮した経済発展戦略の下、産業の多元的な発展に力を注いでおり、グリーンエネルギー・デジタルテクノロジー・観光・物流・金融などといった様々な産業を導入することによって数多くの投資と都市の発展に繋がるビジネスチャンスを呼び込んでいる。特に高雄とASEAN諸国の主要都市は、平均飛行時間が3時間以内と大変近い距離にある。政府の新南向政策を受けた新たな協力モデルの下で、双方の政府と企業はいっそう多くの相互協力と交流のチャンスを得ており、共にビジネスチャンスを創出し双方の都市の発展を促すことができると期待している。」
当日はフォーラムに参加したASEAN諸国の投資誘致機関幹部が出席する座談会「ASEANのニュービジネスチャンスから見た台湾企業のチャンス」も設けられ、各国における最新の経済貿易政策および台湾企業との発展のチャンスに関する情報が共有されたほか、同時に別会場にて青年CEOフォーラムおよびイノベーション起業サミットも催された。そして午後にはフィリピン・タイ・インドネシア・マレーシア・シンガポール・ベトナム・ラオスなどがそれぞれ投資ビジネスチャンス説明会を行い、進出に意欲的な企業との間でさらに一歩踏み込んだ話し合いも行われた。
経済部投資業務処広報担当者:副処長 陳佩利
オフィス電話:02-2389-2111内線:812
携帯電話:0925-775-150
電子メール:plchen@moea.gov.tw
業務担当者:専門委員 林素玲
電話:02-2389-2111内線:820
携帯電話:0910-383-235
電子メール:sllin2@moea.gov.tw
資料來源: 経済部
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