2024-12-09
歴史の過ちは二度と繰り返してはならず、今後も台湾の主権、民主主義、自由、法治制度、基本的人権の尊重を守るために全力を尽くすと語る頼清徳総統。(中華民国総統府ニュースサイトより)
文化部(日本の文科省に類似)国家人権博物館は、世界人権デー(10日)を控えた7日、国家人権博物館白色テロ景美紀念園区において、「2024年世界人権デー」記念式典を開催した。頼清徳総統をはじめ、文化部の李遠部長(大臣)、王時思政務次長(副大臣)、田秋堇監察委員、張雅琳立法委員(国会議員)、国家人権博物館の洪世芳館長のほか、陳顯宗さんら白色テロ被害者とその家族が出席した。以下は頼総統のあいさつ要旨。
白色テロ被害者は、過去に権威主義からの弾圧に直面しながらも、強い意志と勇敢さを示した。「潰れないバラの花」は台湾の人々の精神だ。台湾の民主主義、自由、基本的人権のため、勇敢に立ち向かったすべての被害者に、最大の敬意と謝意を表する。
かつて行政院長(首相)だった2018年、国家人権博物館のオープン式典に出席した。総統になってこの地を再び訪れて、台湾が掲げる「人権立国」は、決して変わらないことを強調したい。政府も常に、民主主義と自由な憲法制度を堅持し、人権を確保して、「民主主義台湾」を前進させなければならない。後戻りすることは絶対にできない。
台湾では38年間にわたって戒厳令が敷かれ、社会は大きな被害を受け、その影響は今も続いている。真の民主主義を目指すなら、歴史の真相を追い求め、政府は謙虚な態度で不当な事実にも向き合わなければならない。そして権威主義の本質を理解し、台湾が再び全体主義に迫害されるのを回避しなければならない。なぜなら、真実を知り、お互いを理解することによってのみ有意義な対話ができ、社会的信頼を再構築できるからだ。
歴史上の過ちは許すことができても、忘れることはできない。最善の方法は、常に真相を追い求め、記録し続け、それを絶えず外の世界に発信し、代々伝えていくことだ。そうすることで感化を受け、知らず知らずの内に歴史を受け入れられるようになる。市民は一致団結して全体主義に対抗し、共に困難に立ち向かい、社会正義の実現という長期目標を達成しよう。
歴史の過ちは二度と繰り返してはならない。ここにいる白色テロ被害者とその家族は歴史の証人だ。今後も台湾の主権、民主主義、自由、法治制度、基本的人権の尊重を守るために全力を
資料來源: 総統府
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