2024-09-05
半導体の国際見本市「SEMICON Taiwan 2024」が4日、台北南港展示センターホール1&2(TaiNEX 1&2)で開幕。卓栄泰行政院長が開幕セレモニーに出席した。(行政院サイトより)
半導体の国際見本市「SEMICON Taiwan 2024」(9/4-9/6)が4日、台北南港展示センターホール1&2(TaiNEX 1&2)で開幕。卓栄泰行政院長(=首相)が開幕セレモニーに出席した。
卓行政院長は今年の「SEMICON Taiwan」のテーマ「Breaking Limits:Powering the AI Era」に触れ、「AI時代で人類の生活は間違いなく大幅に変わる。台湾はそうしたAIの流れの中ですでに良好な基礎を築いており、今後はより多くの応用を学習し、それを民間と政府、世界との結び付きのため用いていかなければならない」と述べた。
さらに卓行政院長は、前日の行政院経済発展委員会顧問会議で台湾のAI産業と世界とのリンクに関する議論に多くの時間をかけたとした上で、「なぜなら頼清徳総統は総統選前から、過去に蔡英文総統が打ち出した発展方向と戦略を受け継いでおり、半導体とAIは頼総統が引き続き提示している『5大信頼産業』の中で最も重要な2項目だからだ」と説明した。
卓行政院長はまた、来年の中央政府総予算に十分な枠をとり、AI産業を引き続き発展させる必要性を強調。また政策面でも常に調整、規制緩和、新たなルールの整備などを続け、台湾の要素を備えたAI時代を築くと共に、世界とつながっていくことの重要性も指摘した。
卓行政院長は、先ごろ盛大に行われたICT見本市「台北国際電脳展(COMPUTEX、台北国際コンピュータ見本市)」に続いて今回の「SEMICON Taiwan」も、世界のAIの潮流の中に毅然と立つ台湾の存在感を示すことになると期待。「世界が台湾を必要とするならば台湾はその責任を果たす。政府も政府の責任を負う。政府は国民と共にAIの波に向き合っていく。世界各国とより多くの結びつきと協力が生まれ、共同で人材を育て、産業を発展させ、新技術を開発できることを期待する」と語った。
資料來源: 行政院