2024-08-09
外交部の田中光政務次長が8日、台北市内で開催中の「2024 SDG Asia」(アジア太平洋持続可能博覧会)に出席し、「台湾持続可能性アクション賞」のプレゼンターを務めた。写真は今回外交部が設置しているブース。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)の田中光政務次長(=副大臣)が8日、「財団法人台湾永続能源研究基金会」が台北世界貿易センターで開いている「2024 SDG Asia」(アジア太平洋持続可能博覧会)に出席し、「台湾持続可能性アクション賞」のプレゼンターを務めた。今年の同博覧会に外交部は初めて「持続可能な外交と国際交流」をテーマにブースを設置、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて台湾が世界とつながれるよう取り組んできた成果を紹介している。現在訪台中のグアテマラ共和国のフリオ・エドゥアルド・オロスコ・ペレス(Julio Eduardo OROZCO PÉREZ)外務次官をはじめ台湾に駐在する各国の外交使節からも多くの関係者が訪れた。
田政務次長はスピーチの中で外交部が参加した狙いについて、外交部と国内のNGOによるSDGs推進のための努力を国際社会と一般大衆に知ってもらうことだと指摘、その例として台湾の世界保健機関(WHO)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)参与の取り組み、戦時下のウクライナ及び地震被害に遭ったトルコに対する援助、国際非政府組織(INGO)の台湾での事務所設置、女性による外交と「国際青年大使」交換プログラムなどを挙げ、「医療衛生、人道支援、ジェンダー平等、持続可能な環境など各分野で台湾が積極的に貢献していることを示し、台湾の価値と『善のパワー』を世界に伝えている」と説明した。
今年外交部が選抜した「国際青年大使(Youth Ambassador)」50名も会場を参観。田政務次長は8月下旬に国交樹立国であるベリーズとグアテマラを訪問する「青年大使」らに対し、「台湾の代弁者」として国民外交に励むこと、またSDGsに向けて台湾が挙げている豊かな成果を国際社会に紹介することを期待した。
外交部のブースは「政策区B01」にあり、台北世界貿易センターのメインエントランスの近く。展示エリアは「飢餓の撲滅」、「健康と福祉」、「教育の質」、「ジェンダー平等」、「気候変動対策」、「グローバル・パートナーシップ」などSDGsのアクションプランごとに分かれている。
資料來源: 外交部