2023-07-28
数位発展部(=デジタル発展省)の唐鳳部長(オードリー・タン大臣)は27日、台湾を訪問中の欧州議会外務委員会代表団と会見し、サイバーセキュリティの合同防衛、デジタル・レジリエンスなどの議題について幅広く意見交換を行った。双方はまた、台湾と欧州がデジタル領域でさらに連携を拡大できるよう期待を寄せた。
唐鳳部長はまず、台湾は世界における民主陣営の重要なパートナーであり、民主陣営の中でも権威主義拡張に対抗する最前線にあり、サイバー攻防戦が繰り広げられる世界屈指のホットスポットに位置することなどを説明。台湾は日頃から、海外発のサイバー攻撃の脅威にさらされており、日常生活においてもサイバーセキュリティが課題になっていると述べた。そして、数位発展部が「サイバーセキュリティすなわち国の安全保障」という使命感を持ち、脅威から身を守るための防衛に自発的に取り組み、攻撃を遮断するなど、「易守難攻(守るのは容易で、攻めるのは困難)」な、地域をまたいだ合同防衛システムを構築していることを説明した。
今回、数位発展部を訪れたのはEU7か国出身の各党派の議員で、欧州議会「対中国関係代表団」代表のラインハルト・ビュティコファー(Reinhard BÜTIKOFER)議員、親台湾派議員グループ代表のMichael GAHLER議員、外務委員会安全保障・防衛小委員会(SEDE)委員長のNathalie LOISEAU議員など。
Sources:Taiwan Today;2023年07月28日
資料來源: 数位発展部