2018-11-27
今年9月にパラグアイ共和国の観光庁大臣に就任したばかりのSofía Montiel de Afara女史が、交通部観光局(日本の観光庁に相当)の周永暉局長の招きを受け、2018年「台北国際旅展(台北国際旅行博、略称ITF)」を訪れた。双方はこの機会に、観光協力に関する意向書に調印。両国の観光交流は新たな段階を迎えることになった。
パラグアイ共和国からはSofía Montiel de Afara観光庁大臣のほか、パラグアイ駐台大使館のマルセラ・バシガルポ(Marcial Bobadilla)大使、パラグアイ観光庁旅行マーケティング担当のJuana Quevedo氏らが台湾との観光交流のためにやって来た。意向書の調印には、外交部(日本の外務省に相当)ラテンアメリカ司の兪大㵢司長が立ち会った。
意向書の内容は、台湾とパラグアイが6つの方面で協力を深化させるというもの。内容は次のとおり。
■双方住民の結びつきを強化する
■旅行目的地の市場の発展に対して、イベントの企画、グルメ観光、文化観光、文化交流等の情報を相互共有し、互いにメリットを得る
■旅行のスマート化や、観光地の施設への科学技術の応用について交流を行う
■多様な協力を強化する
■双方の観光産業の持続可能で包括的な成長を促進する
■不定期に二国間の旅行会議を開催する
交通部観光局の周永暉局長は、南米市場はパラグアイにブラジルやペルーを結びつけて売り出すのに適していると指摘。将来はパラグアイの旅行業者による台湾での観光客誘致やマーケティング活動に協力し、また相手国で開催される旅行展などに出展し、互いのグルメを紹介するイベントを行なうなどしたいと意気込みを見せた。また、人材育成から国家風景区の建設に関する技術交流、旅行サービスの情報交換など、観光産業における協力を強め、両国の旅行及び交流を一層緊密なものにしたい考え。
Sources:Taiwan Today;2018年11月27日
資料來源: 交通部観光局