2021-01-21
経済部(日本の経済産業省に相当)は20日、2020年の輸出受注額が過去最多の5336.6億米ドルに達したと発表した。2019年に比べると491.0億米ドル(10.1%)の増加となった。また、2020年12月の輸出受注額は605.5億米ドルで、同年11月と比べて27.7億米ドル(4.8%)増加した。2019年12月と比べると167.6億米ドル(38.3%)の増加となった。
主要品目別の輸出受注額は以下のとおり。
■ICT製品
2020年12月の輸出受注額は192.1億米ドル、対前月比7.8%減少、対前年同月比38.2%増加となった。2020年通年の輸出受注額は1644.4億米ドルで、対前年比13.6%の増加となった。
■エレクトロニクス製品
2020年12月の輸出受注額は192.9億米ドルで、1か月当たりとしては過去最多となった。対前月比12.2%増加、対前年同月比58.4%増加。スマートフォン、ノートブックパソコン、タブレット型端末、ゲーム機などの需要増加に加え、5G(第5世代移動通信システム)や高性能計算など新技術の応用が広がり、ICデザインやシリコンウエハの受託生産、チップなど半導体商社の受注が増えたのが主な要因。2020年通年の輸出受注額は1614.4億米ドルで対前年比25.3%の増加となった。
■光学器材
2020年12月の輸出受注額は25.4億米ドル、対前月比7.0%増加、対前年同月比では37.7%の増加となった。主な要因としては、「巣ごもり経済」のニーズ増加が、テレビ、ノートブックパソコン、液晶モニターなどパネル需要を押し上げたことが挙げられる。多かったのは中国大陸(香港含む)からの受注で対前年同月比4.6億米ドルの増加、ASEAN諸国からの受注は同0.8億米ドルの増加となった。2020年通年の輸出受注額は242.8億米ドルで、対前年比7.5%の増加となった。
国・地域別の内訳は以下のとおり。
■米国
2020年12月の米国からの輸出受注額は178.5億米ドルで、対前月比1.5%減少、対前年同月比40.5%の増加となった。特にICT製品の輸出受注額が19.5億米ドル(39.3%)の大幅増加となった。次に多かったのはエレクトロニクス製品の18.4億米ドル(52.0%)増加だった。2020年通年の米国からの輸出受注額は1,616.2億米ドルで、対前年比15.2%の増加となった。
■中国(香港含む)
2020年通年の中国(香港含む)からの輸出受注額は1,376.6億米ドルで、対前年比15.6%の増加となった。
■欧州
2020年通年の欧州からの輸出受注額は1088.9億米ドルで、対前年比11.1%の増加となった。
■ASEAN諸国
2020年12月のASEAN諸国からの輸出受注額は48.1億米ドルで、対前月比4.9%増加、対前年同月比31.3%の増加となった。とりわけICT製品の輸出受注額が3.5億米ドル(46.6%)の大幅増加となった。2020年通年のASEAN諸国からの輸出受注額は464.9億米ドルで、対前年比5.5%の増加となった。
■日本
2020年12月の日本からの輸出受注額は30.9億米ドルで、対前月比5.2%増加、対前年同月比31.2%の増加となった。とりわけICT製品の輸出受注額が2.9億米ドル(45.4%)と大きく伸び、次いでエレクトロニクス製品の輸出受注額が1.7億米ドル(32.4%)の増加となった。2020年通年の日本からの輸出受注額は285.7億米ドルで、対前年比1.9%の増加となった。
Sources:Taiwan Today;2021年01月21日
資料來源: 経済部
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