2017-05-22
大手航空会社のチャイナエアライン(中華航空)は19日、民間の医療機関である林口長庚紀念医院(台湾北部・桃園市)と提携し、ドクター登録制度に関する覚書(MOU)に調印した。台湾の北の玄関口、台湾桃園国際空港を抱える桃園市の鄭文燦市長が立ち会った。
これは、チャイナエアラインが長年準備を進めてきた「空中愛心医療専案(ボランティア医師による機内での医療支援プロジェクト)」に桃園市が呼応し、地元の林口長庚紀念医院に働きかけて実現したもの。林口長庚紀念医院に所属する医師がその専門分野などを登録することで、機内で急病人が発生したとき、客室乗務員がドクターコールを実施することなく、機内に乗り合わせた登録医師に直接声を掛けて協力を仰ぐというもの。医師を探し出す時間を節約できるだけでなく、一般の乗客を煩わせたり、機内に無用な緊張感を生み出したりすることを避ける、などのメリットがある。林口長庚紀念医院は、航空会社が実施するドクター登録制度に参加する初の医療機関となる。
鄭文燦市長は、「桃園市民の幸福に関心を寄せるのと同じように、台湾桃園国際空港を出入りする旅客にも関心を寄せる必要がある。桃園市の努力によって、桃園市を拠点とする大手航空会社と、優秀な実績を持つ林口長庚紀念医院の医療チームが手を組み、機内での医療協力をより良いものにすることができて大変光栄に思う」と喜んだ。鄭市長はまた、どのフライトもどの乗客もトラブルなく飛行できるに越したことはないが、例えトラブルがあったとしても、この小さな取組みがトラブルの解決につながり、皆が笑ってハッピーエンドを迎えられるよう願っていると述べた。
林口長庚紀念医院の鄭明輝院長は、「チャイナエアラインが推進する『空中愛心医療専案』はまさに、人々の健康や安全のために医療サービスを提供する林口長庚紀念医院の理念に合致したものだ。林口長庚紀念医院の医師は、その専門能力を十分に発揮し、空の旅を楽しむ人々を守る天使になれるだろう」と述べた。
Sources:Taiwan Today;2017年05月22日
資料來源: 経済部工業局
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