2017-05-06
行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)林務局の花蓮林区管理処が製作した、台湾の林業史に関するドキュメンタリー映画『無尽蔵。哈崙の時代(Treasure in the Clouds-Remembering Halun)』が、米テキサス州ヒューストンで4月21日から30日まで開催されていた第50回「ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭(WorldFest Houston International Film Festival)」環境部門で銀賞を獲得した。
このドキュメンタリー映画は、花蓮林区管理処が道綺全球伝播有限公司(Vision Way Communication Co., LTD)に委託して制作したもの。顔妏如監督と張元昱監督が手掛けた。2016年には米カリフォルニアで開催された国際短編映画コンペティション「ベスト・ショーツ・コンペティション」でドキュメンタリー部門の佳作特別賞(Award of Merit Special Mention: Documentary Short)を受賞。2017年には米「マウンテン・フィルム・フェスティバル(2017 Mountain Film Festival)」に出品し、ドキュメンタリーコンペティション部門で「シェラネバダ賞(Sierra Nevada Award Winners)」を受賞している。
花蓮林区管理処によると、『無尽蔵。哈崙の時代』は林業の歴史を探ると共にその未来を考える重要な作品。
森林資源はかつて台湾の経済を支える重要な役割を担っており、国家のために外貨を稼ぐ道具でもあった。しかし、いまでは台湾の三大林業地と呼ばれた「太平山」、「阿里山」、「八仙山」は知っていても、台湾東部にあった林業地についてはほとんど知られていないのが現状だ。
このドキュメンタリー映画は台湾東部・花蓮県を舞台に、台湾林業の発展の歴史を詳しく記録するとともに、台湾の現在の林業政策が、生態系保護という世界的潮流に合致したものであることを説明している。
Sources:Taiwan Today;2017年05月04日
資料來源: 経済部及び行政院
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