台湾は亜熱帯に位置している。四季の気候は安定しており、居住に適したところである。『Expat Insider 2021』によると、台湾は、安全かつ健全であるがゆえに、生活品質・国外での仕事・友好度の3指数で1位にランクされたことを含め、3年連続で居住外国人最愛の居住地という栄誉を獲得した。台湾の主要都市は近代化し優れた生活機能を有している。その中でも、良好な医療環境と便利な消費機能が最大の注目事項となっている。
国民健康保険制度を実施してから、台湾の医療水準はアジアの最前列にあり、欧米先進国の水準と大差はない。なおかつ、医療価格は低廉にして簡明であり、かつては英国の『エコノミスト』誌から世界第2位の健康国家と評されたほどである。台湾の居留証(外国人登録証)を持つ外国人士は、居留証の有効期限内であれば、関係規定に照らし合わせて国民健康保険に加入、高品質の医療を受けることをできる。
また、台湾はコンビニエンス・ストア(コンビニ)の密度が世界で2番目に高い。全台湾におけるコンビニ店舗数は1万店を超えており、平均すると2020人に1店舗という計算になる。コンビニは、生活日用品のほか、便利な生活機能を提供している。各種料金の支払い、チケットの購入、代金引換商品など幅広いサービスがあり、便利な生活を享受することができる。
現在、台湾には22の外国人学校が設置されており、外国人子女の高等学校以下の教育需要を満たすことができる。外国人士の子女は、外国人学校のほか、高校以下の学校に付設されているバイリンガル部(班)、私立高校以下の学校の外国課程部(班)あるいは台湾の監督機関が外国人児童・生徒の受け入れを承認した高校以下の学校への入学を申請することが可能である。
また、台湾在住で既に合法的に居留権を取得した外国人は、住所付近にある高校以下の学校への入学を直接申請することもできる。大学や大学院への進学を希望するときは、該当する教育機関に入学を直に申請することが可能である。台湾には、外国人学生の募集資格を有する大学・専科学校(高等専門学校)附属中国語教育機関が61あり、質の高い中国語学習コースを提供している。